エッグストーン  Eggstone Vive La Diffrence!  スウェデッィシュポップ
		CDの状態：新品（未開封）       輸入盤CD    春はやっぱギターポップが合いますね。そしてギターポップと言えば スウェーデン でしょう♪ 今回紹介するエッグストーンは日本でのスウェデッィシュポップ・シーンの先駆者的存在であり、代表格であるグループ。そして本作は彼らの1997年に発表される3rdアルバムになります。 それまではSOAPレコードからのリリースでしたが、今回はVIBRAFON（EGGSTONE自身のレーベル？）からのリリースとなっています。 その影響もあってか、スウェディッシュポップの範疇を超えるべく、更にポップの粋を結集したような意欲作となっています。もちろんお馴染みの タンバリン・スタジオ でのレコーディングです。 本作は良い意味でも悪い意味でも大人のエッグストーンを感じる作品ではないでしょうか。 もちろん私は良い意味で捉えていますが、1stなどのイメージで聴くと最初は戸惑いがあるかもしれません。 若さ弾ける甘酸っぱい青春ポップチューンは若干影を薄め、細部にまで拘ったメロディ作りを模索した印象があります。 でもご安心下さい。これまた "スウェディッシュポップの真骨頂" だと思わせる素敵な作品に仕上がっています。 ポップ職人と化したエッグストーンのメンバーによる最高に良質のポップ・ワールド♪ ノスタルジックでメランコリックで甘く切ないナンバーばかり。 薄曇りの空から眩い光がこぼれ出ているような 極上ポップ集 なのであります（ジャケットはピーカン晴天ですが...笑）。 これは「春」にオススメですね。春のウキウキする気分にピッタリ！ 春の風を浴びながらピクニックやドライブする時に最適だと思います。 まどろむような温かさと素朴なメロディが心地よく体を包んでくれるようです。 お気に入りの曲を紹介すると 「Supermeaningfectlyless」 はセンチメンタルな柔らかい肌触りの曲。心地よい陽だまりのようです。 間奏のハープがなんともカワイイ雰囲気を出してます。 「Taramasalata」 は出だしはディスコグルーヴっぽいのですが、途中からの美メロに号泣。 なんて美しいだぁ。なんて素敵なの。もう胸がキュンキュン鳴りまくってしまいますよ。 そして9曲目の必殺のキラーチューン 「Still All Stands Still」 は文句ナシのパーフェクト・スウェディッシュポップ♪ 出だしからパワー・ポップ寄りの骨太サウンドが全開で、これぞギターポップの極致。盛り上がる事間違いナシ。 この1曲のためだけにアルバムを買ってもいいくらいです。 9曲目に来て"甘酸っぱい青春ポップチューン"が大炸裂する訳ですよ。ヤラれた～!!! スウェディッシュポップの魅力はこれまで何度も取り上げてきましたが、満を持してエッグストーン。 やはりセンスがいいッス。シッカリ私のハートを盗んでいきました(笑)。 一時期のブームに終わらせない エヴァーグリーンなメロディ の数々。さすがに恐れ入りました。 今回はサイケな混沌さも垣間見せるエッグストーンの新境地「Never Been A Better Day」をどうぞ!! Eggstone - Never Been A Better Day 《スウェディッシュ・ポップを語る上で、カーディガンズよりもカジヒデキよりも何よりも、このバンドを避けて通ることはできない。それがエッグストーンだ。60～80'sにかけてのUKギター・バンドのポップ性を吸収したサウンドと、決して色褪せることのないカラフルでキャッチーなメロディにのせ、誰もが共感するであろう日常生活の何気ないひとコマを描いた詞世界を披露。古いファッション雑誌から飛び出してきたようなレトロなヴィジュアルと、キラメキのギター・サウンドが奏でる温かくも切ないポップ・ワールドに、カジ経由でエッグストーンを知ったボーダー少年／少女は涙をチョチョ切らせて歓喜したのである。92年に１stアルバム『イン・サン・ディエゴ』をリリースして以来、数々の好作品を発表。名曲「マイ・トランペット」は渋谷系ギター・ポップDJ御用達として、夜毎、数知れずスピンされ続けている。》～ORICON STYLEより～ 90年代に、日本でも渋谷系ギター・ポップ＆ネオアコとして人気があったような、スウェーデンのバンド。私は当時の状況は知らなく、今頃になって後追いしています。HMVなどのCD店でも今は扱っていないようで、入手は難しいです。半ば諦めていた状況で、数か月前に寄った中古CD店で偶然見つけました。しかも日本盤！ケースも綺麗だったしライナーノーツも手垢のひとつも付いていなかった。ほとんど新品同様な『VIVE LA DIFFERENCE！』でした。（日本盤ボーナストラックの3曲がまた良いです）良い買い物をしました。 さて『VIVE LA DIFFERENCE！』は彼等のサードアルバム（その後新譜を出していないのでラストアルバム？）です。 一聴してみて、抑制の効いたハイセンスポップソングが満載。北欧のバンドらしいお洒落できめ細やかなアレンジは、好感度抜群です。歌詞も脱力系で、ロックらしい熱く燃えたぎるものはなし。内向的な少年（青年）が日常の出来事を独り言のように語っているような感じ。 「brass」という曲が好き。歯切れの良いリズムに、キュートなホーンアレンジ、フルートとエレキピアノの調べも、お洒落で楽しいです。 忙しくて落ち着きのない日常を送っている人も、気が短い人も、少しだけ立ち止まって、今の生き方を考えてみたい。エッグストーンというフィルターを通って、血液が透明になって新たな生命に生まれ変われるような気がする。そして生きている事の素晴らしさをかみ締めてみたい。 高血圧症にもメタボリックシンドロームにも効く薬、エッグストーンのポップサウンドには効果が期待できそうです。 次は【カジヒデキ】を聴いてみようかしらん。。。（笑） VIVE LA DIFFERENCE!（ヴィヴ・ラ・ディファレンス！）    1997年発表 ◆収録曲 1.head around（ヘッド・アラウンド） 2.supermeaningfectlyless（スーパーミーニングフェクトリーレス） 3.birds in cages（バーズ・イン・ケイジズ） 4.never been a better day（ネバー・ビーン・ア・ベター・デイ） 5.taramasalata（タラマサラタ） 6.il trascurato（イル・トラスクアラト） 7.april and may（エイプリル・アンド・メイ） 8.marabous（マラブース） 9.sill all stands still（スティル・オール・スタンズ・スティル） 10.neil（ニール） 11.brass（ブラス） 12.summer and looking for a job（サマー・アンド・ルッキング・フォー・ア・ジョブ） 13.waiting for the bell（ウェイティング・フォー・ザ・ベル）
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