今回、ご紹介する商品は、そういう子です。とにかく目立つのです。サイズが大きいというのもあるのですが、並み居る実力派のパライバトルマリン達の中に入っても、この子が、パッと目立つんです。よく光り輝くからでしょうか？周りがブルー系なのに、一人だけグリーン系だというのもあるでしょう。黒髪の中の金髪と同じです。でも、普通の子とは、何かが違うのです。こういう子は、本来、ルースケースの中にとどまっていてはいけないのかもしれません。華やかなパーティ―などの表舞台で活躍すべき存在なのかもしれません。彼女がテレビで活躍したように・・・・・。そういう場を提供して頂けるような方に、ご落札頂けますと、この子も喜ぶかもしれません。いや、意外と、恥ずかしがって、嫌がるかもしれませんねえ・・・・・（笑）。

  

 <パライバ購入豆知識>

（１）パライバは、０．３ｃｔに達しないものの場合、宝石市場での経済的価値は無いに等しいです。見た目も、めちゃくちゃ小さいので、宝飾品としては、ちょっと・・・・・。

（２）中古品リング、中古品ペンダントを買う時は、「爪」の形状や位置を、しっかりチェックしましょう。「爪」は、すべてを物語ります。そもそ も、「爪」というものは、先端が、「グリコアーモンドチョコレイト」のような形状をしております。これが、妙に細長かったり、途中で切断されていたり、変な方向にねじれていたり、なにか、他の「爪」と違和感を覚える場合は、「アパタイト」、「合成石」、もしくは「色・濃度。照りなどにおいて、品質の落ちるパライバ」とすり替えている場合があります。最近も、ヤフオクで、「これ、アパタイトじゃないの？」と首をかしげるような「成分分析付きパライバトルマリン」が、出品されていました。某も、実際、関西方面の中古品系協同組合の出しているパライバの商品（中央の成分分析の鑑別付）で、アパタイトとすり替えている実物を見たことがあります。一匹見かけたら１０匹いる「ゴキブリ」と同じで、一つ見かけたという事は、実際に、もっと出回っている可能性があります。こういうのは、売り手が故意にやっている場合と、売り手自体も鑑別書を見て騙されて、すり替えと知らずに売っている場合があります。特に、悪質な加工屋（彫金屋）と手を組めば、割と簡単にできてしまいます。

（３）また、前々から指摘しておりますが、パライバは、オークションの場合、ルースの状態で購入しなければ危険です。鑑別も、ルースの状態のものであれば、写真との照らし合わせが出来る為、問題ありません。ところが、中央の上級の研究員から直接伺ったのですが、「銅（ＣｕＯ）」は、製品にはまった状態で鑑別に出すと、金属に含まれる銅成分にも反応してしまい、数値が異様に高くなることがあるのです。特に、０．３ｃｔ未満の様に、石のサイズが小さい場合は、金属の成分が取り込まれやすいと思われます。検査の針をどこに当てても、金属に近いですから・・・・・。もし、悪質な加工屋（彫金屋）であれば、たとえ本体がプラチナｐｔ９００であったとしても、爪の先端に、銅の小さな粒をめり込ませたり、銅の小さな粒を「爪」と石の間に挟み込んだり、あるいは、石に銅の細かい粉をまぶして、その上から「爪」を留める事で、銅を石にめり込ませたりと、いろいろと、しようと思えば、不正が出来るのです。特に、「異様なほど安価な値段」だったり、あるいは、「聞いた事もないような海外の業者」、「嘘つき系の国の外国人」や「評価欄で、ごまかしの前歴がある出品者」からパライバを購入する時は、よくよくご注意なさった方が良いと思います。特に、「パライバなのに、色味に対して責任の免除を求めているような業者」から購入する時は、なおさら、注意が必要です。高い授業料にならないように・・・・・（笑）。