◎業務用トーンアーム：DENON DA-303をダイナミックバランス方式に改造したものです。◎バランス方式にスプリングを使用したortofonやFR、IKEDA等のダイナミックバランス型トーンアームと原理と効果は同じものです。◎ダイナミックバランスは反りの大きなレコード盤の追従性能がかなり向上し、情報量や解像度、弾力性、低域の力強さ等で勝り、歪みの減少にも寄与します。◎針圧調整には針圧計が必要となりますが軽針圧から重針圧まで精密な調整が可能で最大針圧は約5.5gです。◎スプリングが引っ張られていない状態でバランスウェイトを移動して0バランス調整を行い、つまみの回転で針圧調整を行います。◎ダイナミックバランス装置とバランスウェイトは出品のために製作した未使用新品です。◎バランスウェイトは真鍮製でシルバーグレーのハンマートーン塗装です。傾きの角度でラテラルバランスの調整が可能です。◎ヘッドシェル+カートリッジ重量の使用可能範囲は14.5g〜33gと広範囲です。◎DA-303のカタログでは実効長：244mm、オーバーハング：14mmとなっていますがこれは一般のものより短めの専用ヘッドシェルを用いた時の値です。一般のヘッドシェルはこれより16mmほど長いので実効長は約260mm程にもなります。オーバーハングは13mmで良いでしょう。◎全てのベアリング等の動作はたいへん良好で導通も問題ありません。◎5本の導線の先端はハンダ処理をしてあります。◎↓下の画像は出品の商品にSPU-GEを取り付け0バランスとラテラルバランスがとれた状態です（SPUと木製の台は商品には付属しません）。
◎↓下の画像は動作確認時の接続方法です。◎支柱から出ている導線の色は通常とはL,R 、ホット,コールドの双方とも逆相となっていますので赤はLのコールドへ、緑はLのホットへ、白はRのコールドへ、青はRのホットにそれぞれ接続して下さい。



◎SMEトーンアームに3009R、3010R、3012Rというシリーズがあります。3009Rの実効長：231.8mm（約9.1インチ）に対し、3010Rの実効長は1インチ（25.4mm）ほど長いと思いがちですが僅かに5.2mm長いだけの237mm（約9.3インチ）なのです。なぜそんなものを作ったのか不可解ですが（3009と3012の中間的な長さのアームが欲しいという日本からのリクエストで作ったという説もあります）不人気なのも頷けます。その点DA-303の実効長260mm(約10.2インチ）はそのような要望にぴったりのミディアムレンストーンアームだと言えます。