作品全体に経年なりのヤケはありますが、目につく傷みはなくおおむね良好な状態です。また額（前面にガラスあり）全体に経年なりの汚れ感があり、縁の一部分に少しアタリ傷はありますが、展示・鑑賞に支障ない程度に良好な状態です。作品サイズ：25.0cm×18.5cm。額サイズ：44.3cm×36.7cm×2.5cm。箱サイズ：46.7cm×39.3㎝×3.7㎝。なお、ご覧いただいている作品画像の色調は、実際の作品に近くなるよう調整しましたが、個々人のディスプレイの種類や調整などにより、実際の作品の色調と微妙に異なります。発送は佐川急便（送料着払い）とさせていただきます。

小磯良平（こいそ・りょうへい） 1903（明治36）年～1988（昭和63）年

1903（明治36）年、兵庫県神戸市生まれ。1922（大正11）年、東京美術学校（現在の東京芸術大学美術学部）西洋画科に進み、同級生の猪熊弦一郎、岡田謙三、荻須高徳らと画架を並べる。在学中に第6回帝展で初入選。翌年、同展で特選受賞。首席で卒業後の1928（昭和3）年から2年間、フランスに留学してサロン・ドートンヌに出品。帰国後、帝展無鑑査となる。1936（昭和11）年、新制作派協会を結成。以後、同展に発表を続ける。1938（昭和13）年から陸軍省の嘱託により従軍画家として上海、ジャワ島、ビルマ（現ミャンマー）等の戦地に渡り、藤田嗣治らとともに戦争画を描く。1986（昭和61）年から朝日新聞に連載された川端康成の「古都」など挿絵も多く手がけた。朝日文化賞、帝国芸術院賞、現代日本美術展大衆賞受賞。勲三等旭日中綬章、文化勲章受章。文化功労者。日本芸術院会員。神戸市名誉市民。東京芸大名誉教授。1988（昭和63）年、歿。享年85歳。

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